朝起きたら顔がパンパン…
夕方になると体も重くて、履いていた靴がきついほど、足が太く感じる…
むくんでしまうと、本来の体のラインよりも太く見えてしまい気分も憂鬱になりませんか?
むくみは皮膚の下に余分な水分が溜まっている状態で、健康な人でも頻繁に起こり得る現象です。
デスクワークや立ち仕事など長時間同じ姿勢をとることでの血行不良や、過度のアルコール摂取による水分代謝の乱れが原因とされています。
また、ホルモンバランスの影響などが原因になることも・・・
水分が溜まっている時間が長いと、だるさなどの不快感を感じやすいとされています。
反対に、体の巡りが良い状態であれば、余分な水分が溜まっていても不快を感じにくいようです。
もしも、むくみがなくなったら、毎日がスッキリ爽快に過ごせると思いませんか?
むくみについて詳しく知ることで予防が期待できます。
それでは早速見ていきましょう!
むくみのメカニズム
むくみとは、皮膚の下にある細胞と細胞の間に余分な水分が溜まった状態です。
私たちの体のおよそ60%は水分でできています。
そのうち40%が細胞の中、20%が細胞の外にあります。(参照→「体内水分量」 看護roo!)
- 細胞の中の水分→40%
- 細胞外の水分→20%( 血液の中の液体成分である血漿+ 他細胞と細胞の間にある組織液 )
このうちむくみに関係するのは、細胞の外にあるリンパ液や血液などの水分量とされ、体を巡る水分量は毛細血管を通り全身に届けられます。
全身に届ける量と回収される量のバランスは取られているとされ、回収される時には老廃物を運んで戻って来ます。
しかし、何らかの原因でバランスが崩れることにより、水分が多く流れ出してしまいます。
吸収が少ない場合には、余分な水分が溜ってしまうとされています。
この状態が長く続くと、足の重さや体全体のだるさなどの不快感を感じる人が多いようです。
なぜ体内の水分バランスが崩れ、むくみが発生するのでしょうか?
次に、原因を詳しく見ていきましょう!
むくみの原因
むくみは皮膚の下に余分な水分が溜まった状態で、健康な人でも頻繁に起こりうる現象とされています。
原因は細かくあげるとキリがありませんが、大きく分けて3つの原因があります。
- 血行不良
- 水分代謝の乱れ
- ホルモンバランスの影響
デスクワークや立ちっぱなしなど同じ姿勢が長時間続くと体を動かせず、カラダも冷えてしまい、血行不良が発生しがちです。
血行不良が起きれば、血液が滞留することにより余分な水分が溜まってしまう事になります。
全身の老廃物を回収する血液は、ふくらはぎが動くことで発生する、筋肉ポンプ作用によって心臓に戻されます。
同じ姿勢が続くことによって、ふくらはぎの筋肉が固まれば、余分な水分や老廃物が溜まってしまいます。
余分な水分と老廃物…足の重さや体のだるさを感じるというのもうなずけますね!
かかとの上げ下げなどの運動は、ふくらはぎの筋肉を動かすのに効果的であるとされています 。
解消方法については、後ほど詳しくお話しさせていただきます!
水分代謝の乱れに関しては、例えば過度にアルコールを摂取した場合、水分はアルコール分解に使用されたり、体外へ排出され消費されます。
この時、分解や体外に排泄される水分消費量を上回る水分を摂取した場合、むくみが発生する事が理由のひとつとしてあげられます。
また、アルコール摂取によって血管内の水分が減少し、高まった血液濃度を低くするため、体内にある水分を血管内に引き込みます。
この引き込んだ水分も、むくみの原因の1つになることもあるようです。
ホルモンバランスの影響については、女性が生理になると黄体ホルモンが多くなり、プロゲステロンというホルモンの影響によって水分が溜まりやすく、むくむ傾向があります。
また、更年期にはエストロゲンという女性ホルモンの減少が自律神経の乱れにも影響を及ぼします。
血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経の乱れは、むくみを引き起こすとされます。
男性より筋肉が弱く少ない女性は、むくみやすいとされ、男性と比べ、むくみに悩む方が多いとされています。
発生しやすい部位
むくみの原因は様々です。
- ふくらはぎ
- 顔
- 手
ふくらはぎ | 心臓より下にあり重力の影響で、足の筋肉を動かさないと、ふくらはぎのポンプ作用が働きません。 ポンプ作用が働かず血液循環が悪くなれば、血行不良や水分、老廃物が溜りむくみが発生しやすくなります。 |
顔 | 体の水分は高いところから低いところに流れるため、顔のむくみは朝起きた時に多く見られます。 寝る前の過度な水分補給やアルコール摂取、塩分の多い食事による水分代謝の乱れが影響する事が考えられます。(参照:「気になるむくみの原因」 総合南東北病院) |
手 | 顔と同じく朝起きた時に見られる事が多く、指の関節を曲げるとこわばりを感じる事もあります。 寝る前の過度な水分補給やアルコール摂取などの水分代謝の影響が考えられます。 むくみを放置するとどうなる? |
むくみによる体の重さやだるさが続き、当たり前になってしまうと、感覚が鈍くなってしまったりする事はありませんか?
この状態が続き、むくみを放置すると「セルライト」になりやすいとされています。
「セルライト」とは、血管やリンパ管からの老廃物が脂肪細胞と結合して大きく膨れ上がったモノです。
カラダの表面にオレンジの皮に似た「オレンジピール」と呼ばれる凹凸ができてしまい、見た目を大きく損なってしまいます。
むくんだ状態を放置し、「セルライト」が出来てしまうと、解消するのにとても時間がかかってしまいます。
また、「セルライト」が発生するまで放置すると、皮膚の表面がデコボコになり見た目が悪くなってしまいます。
むくみを放置せず、早めに対処するようにしましょう。
むくみの予防・解消法
むくみは、血行不良や水分代謝の乱れなどが原因となり、体に余分な水分が溜まってしまっている状態です。
- 体を冷やさない
- ふくらはぎの運動や体全体のストレッチ
- 睡眠不足、不規則な食生活をしない
体を冷やさない
むくみを発生させないためには体の巡りをスムーズに循環させ、余分な水分や老廃物が溜まらないよう血行不良を起こさないことが大切です。
体が冷えると循環が悪くなるため、季節に関係なく冷やさないように気をつけることも大切です。
ふくらはぎの運動・ストレッチ
ふくらはぎは心臓より下にあり、重力の影響で血液や水分が滞留しやすいところです。
筋肉ポンプ作用を働かせるためには、ふくらはぎの筋肉や足先の末端を動かすことが効果的であるとされています。
立った状態でのかかとの上げ下げ運動や、座った状態でも取り組める足首回し、足をぶるぶる振るわせるストレッチなどはふくらはぎの筋肉や足の末端を刺激できます。
不規則な生活・不規則な食生活をしない
睡眠不足や夜更かしなどの不規則な生活は、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経を乱し、血行不良に繋がるとされています。
また、夜遅い食事などの不規則な食生活は、食事から摂ったエネルギーも消費されにくく、就寝時間も遅くなり睡眠不足になってしまうとされています。
横になる事で血液や水分が移動して循環が増え、余分な水分も排出しやすくなります。
どの時間帯でも暴飲暴食は控え、夕食は早めに終わらせ、質の良い十分な睡眠がとれるようにしておきたいところです。
アルコール摂取も、水分を溜めやすくなるため、飲み過ぎには気をつけましょう。
むくみ解消のメリット
むくみで余分な水分や老廃物が溜まった状態が長く続くと筋肉が硬くなり、体や足が重く感じるようになります。
むくんだ状態は、見た目も本来のボディラインより太く見えてしまいます。
もしも、むくみが解消されスリムなボディラインを手に入れる事ができたら、素敵だとは思いませんか?
むくみを解消するためには、血液や水分がスムーズに体を流れるようにする事が大切です。
血液や水分がスムーズに体を流れる事によって、足のラインもすっきりし、体や足が軽く感じる事でしょう。
また、血行不良で硬くなった筋肉にも血流が促され、肩こりや腰痛といった疲労の解消も期待できます。
余分な水分や老廃物が排出されると、体がデトックスされた状態になるとされています。
体がデトックスされれば、お肌のターンオーバーの周期も整い、美肌に生まれ変わる事が期待されます。
余分な水分や老廃物が排出され、美肌に生まれ変われるなんて素敵ですね!
気になるふくらはぎや顔のラインも、むくみを解消する事で、美しく見えるように改善していく事ができます。
老廃物が溜まり脂肪細胞と結合すれば、お肌に凸凹を作りだす「セルライト」の原因となるので、早めにむくみを解消していきましょう!
まとめ
今回は「むくみ」についてお話させていただきました。
簡単にまとめます。
- 体内の細胞と細胞の間に余分な水分が溜まった状態
- 長期化すれば、体の重さやだるさなどの不快感を感じやすく、だらしない体型に見えてしまう
- 血行不良、水分代謝、ホルモンバランスの乱れが主な原因とされる
- ふくらはぎや手、顔に発生しやすい傾向が・・・
- 放置するとセルライト発生の原因となることも
- 体の循環を良くし血行不良を防ぐと、予防や解消につながる
いかがでしたでしょうか?みなさんの参考になれば幸いです!