デコルテニキビの悩みを解消して、自信を持って胸元の開いたファッションを楽しむためのコツをお伝えします。
この記事では、デコルテニキビの原因から効果的な予防と治療方法、日常生活でのスキンケアのヒントまで詳しく解説していきます。
- ケミカルピーリングはデコルテニキビにも有効な理由
- デコルテニキビができる原因や流れは
- 美しいデコルテを保つ普段のスキンケア方法
- 服装によっては目立つ部位なので信頼と実績のあるクリニックの紹介
デコルテニキビにケミカルピーリングの効果はある?
ケミカルピーリングはデコルテのニキビにも使用されます。
胸元の開いた服装や結婚式などの行事で着るドレスなどデコルテにニキビがあると自信を持ってオシャレができなくなってしまいます。
顔のニキビやニキビ跡にも使用されるのと同じ原理でデコルテのニキビへもアプローチ可能です。
ケミカルピーリングのメカニズムや効果・効果がない場合も知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しているのであわせてご覧ください↓
ニキビケアに有効とされる専用薬剤でアプローチ
サリチル酸、グリコール酸、トリクロロ酢酸、乳酸などのニキビに有効とされる専用の薬剤を使用してアプローチすることができます。
どの薬剤を使用するか?濃度の濃さは?など、担当の医師が事前カウンセリングに基づいて治療計画を考えてくれます。信頼性と実績のあるクリニックで施術を受けると安心です。
ケミカルピーリングの専用薬剤によってデコルテの古い角質が剥がれ落ち、ターンオーバーが促進されることによってデコルテにできたニキビのある皮膚層が下から押し上げられ、剥がれてなくなっていきます。
お肌が荒れているだけでなく、デコルテやお腹・背中周りなど胴体部分に脂肪が溜まり見た目が悪くなっている場合は、「脂肪冷却(クールスカルプディング)」などの脂肪を落とす施術も併用されることをおすすめします。
こちらの記事で「脂肪冷却(クールスカルプディング)」について詳しく紹介しています。あわせてご覧下さい↓
デコルテニキビができる原因や流れは?
そもそもニキビとはどのように出来てくるのでしょうか?
- デコルテニキビはどうやってできる?原因は?
- ストレスやホルモンの乱れによる大人ニキビ
- 食生活や生活習慣の変化によってもニキビはできる?
- その他のデコルテニキビの原因
胸元の開いたオシャレな服装を楽しむのを邪魔するデコルテのニキビは厄介です。原因を知ることで予防やケアなどの対策が取りやすくなります。1つずつ見ていきましょう↓
デコルテニキビはどうやってできるの?原因は?
ニキビは皮脂が毛穴に詰まることによってできるとされ、デコルテにも毛穴があるため皮脂が詰まり菌が増殖することで炎症を起こします。
炎症が進むことにより、赤いぶつぶつや膿が溜まります。ひどい場合は深いクレーター状になったり、周りの皮膚よりも盛り上がったニキビ跡が残ることもあります。
にきびは、皮脂(皮膚のあぶら)の分泌が多いことと毛穴の先が詰まることで、毛穴の中に皮脂がたまることで始まります。この状態が面皰(めんぽう)です。面皰の中は、皮脂が豊富で酸素が少なくアクネ菌(Cutibacterium acnes(旧称Propionibacterium acnes))が増えやすい環境にあります。アクネ菌はどんな毛穴にもいる常在菌ですが、数が増えると炎症を起こして赤いぶつぶつしたにきびや膿がたまったにきびを引き起こします。強い炎症を生じて、毛穴の周りの皮膚に障害を与えると、ケロイド状に盛り上がったり凹んだりして瘢痕(はんこん)を残します。
ケミカルピーリングのデメリットや副作用・アフターケアの方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。興味のある方はあわせてご覧下さい↓
ストレスやホルモンの乱れによる大人ニキビ
ニキビはストレスやホルモンバランスの乱れによってもできるとされ「大人ニキビ」などと呼ばれます。
顔にできるニキビと同様にデコルテも同じ皮膚細胞があるため、ストレスやホルモンバランスの影響を受けてニキビが出来てしまいます。
また皮脂が分泌される量は個人差があるため、デコルテニキビの出来やすが変わってきます。
大人になってもにきびの症状が続いたり、大人になって初めてにきびができる人もいます。このようなにきびが「大人のにきび」で、医学用語では思春期後痤瘡(ししゅんきござそう)といいます。
大人のにきびの発症メカニズムは思春期のにきびと同じですが、女性に多く、悪化因子としてストレスや睡眠不足、生活の不規則、不適切なスキンケアなどが見られます。また、思春期と比べると乾燥肌の方が多いため、治療の副作用軽減のために保湿剤が必要になる場合があります。無月経が続いていたり、体毛が濃くなったりしている場合には、多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)によるホルモン異常があることもありますので、かかりつけの皮膚科医に相談してください。
食生活や生活習慣の変化によってもニキビはできる?
よく言われるチョコレートなどの特定の食べ物とニキビの明確な因果関係はないとされますが、食生活の乱れによって体のターンオーバーに必要な栄養素が足りなかったりすれば間接的な影響はありえるでしょう。
また、ニキビの重要な因子とされる皮脂の分泌はホルモンバランスによってコントロールされているとされ、朝やよるなど時間帯別にホルモンの出やすさの種類があるようです。
睡眠時間が少なかったり、昼夜逆転した生活が続くとデコルテニキビができる要因となりえます。
できるだけ早寝早起きの規則正しい生活を心掛けることがデコルテニキビ予防に大切です。
現在のところ、チョコレートやケーキ、ピーナッツなどの食べ物とにきびの因果関係は明確になっていません。一方で、特定の食べ物をとるとにきびがよくなるという話もありません。例えば、チョコレートを食べると悪くなる人はチョコレートを控えるようにしてください。しかし、チョコレートもケーキもピーナッツも一切食べてはいけないということはありません。とくに思春期は成長期でもありますので、やみくもに制限することなく、バランスの良い食事をとるように心がけてください。
にきびの重要な因子である皮脂の分泌はホルモンによって制御されています。ヒトのホルモンには朝と夜で分泌バターンが変わるものがあり、睡眠不足や日中逆転の生活などは、ホルモンのバランスが崩れるのでにきびの悪化因子となる可能性があります。できるだけ規則正しい生活を心がけましょう。
その他のデコルテニキビの原因
- 肌が擦れることによるダメージ
- 季節の影響など乾燥やむくみの肌トラブル
肌が擦れることによるダメージ
顔はむき出しになっているため紫外線のダメージなどはあっても、肌が擦れることによるダメージはありません。
しかし、デコルテなどは服装や素材による摩擦のダメージが起きる場合があります。繰り返し同じ部位が擦れることによって細胞が破壊と再生を繰り返し角質が厚く硬化していきます。
こうした外部からの物理的ダメージが要因でお肌が荒れデコルテにニキビが発生することもあります。
季節の影響など乾燥やむくみの肌トラブル
季節によって暑かったり寒かったり、常にお肌はダメージと隣り合わせです。
暑ければ汗をかくことによって毛穴に皮脂や汚れが溜まりデコルテニキビになる可能性があります。
冬は厚着など服装による摩擦や、食べ過ぎなどで体がむくみ老廃物の排出がうまく出来ず肌トラブルに発展することも考えられます。
顔や首あたりまでは保湿などのケアを行う方も多いと思いますが、胸元の開いた服装などオシャレを楽しみたい人はデコルテまで保湿や紫外線ケアをしっかり行うようにしてみて下さい。
ケミカルピーリングのニキビ跡への施術についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。あわせてご覧下さい↓
デコルテニキビは早いほどケアが簡単?早めに気づくには?
デコルテニキビは早い段階で発見することができれば、ひどくなる前に対策を取ることができます。
- デコルテニキビが出来始めは?
- クレーター状などひどいニキビ跡になることを防ごう
ニキビの初期症状とは?
ニキビの初期症状は皮脂などが詰まり化膿することで「白ニキビ」などと呼ばれる状態になります。
やがて化膿した状態が進むと赤黒く炎症し、進行すると参加した黒ずみとなっていきます。毛穴などにもできる黒ずみです。
ニキビの炎症を放置すると3ヶ月以内に瘢痕になることが多く、深いクレーター状や盛り上がったニキビ跡になっていきます。早めに対応することでこのようなニキビ跡の悪化を予防することが期待されます。
Q1.にきびを早めに治療する理由はなに?
アメリカ合衆国で行われた27人の痤瘡患者の顔面を写真で3ヶ月間、連続で経過観察した調査によると、炎症をおこした赤いにきびや膿(うみ)をもったにきびの8.2%が3ヶ月以内に瘢痕になるとされています。
実際の患者さんの動向について、林らが行った日本の調査では、男女とも平均では13.3歳 ごろからにきびができ、川島らの調査ではにきびが気になり始めてから医療機関を受診するまで2、3年を要しています。これでは、にきび痕ができてしまいます。
早めのケアで未来の肌を守る
ニキビが出来た多くの人がケアを始めるまでに2〜3年の月日を要しているという報告もあるようです。
「まだ大丈夫かな?」と考えているうちに思ったより早くニキビの悪化が進み、ひどい場合には深いニキビ跡となって長年コンプレックスに悩む方も少なくないようです。
軽いニキビ跡であればケミカルピーリングのケアが理想のお肌へ導いてくれます。
状態が悪化すると、ケミカルピーリングに加えてダーマペンやレーザートーニングなど他の施術方法も受ける必要が出てきたりと費用も増えてしまうので早めの対処がおすすめです。
毛穴の開きなどは引き締めの施術を組み合わせることで効果的にアプローチすることもできます。ケミカルピーリングだけでなく他の施術も併用することでお肌への負担を少なくケアすることもできます。こちらの記事↓もあわせてご覧下さい。
デコルテニキビのスキンキアを正しい方法で行おう
デコルテニキビについて解説して来ました。
次に毎日のスキンケアを取り入れることで予防する方法や、スキンケアをする時にしてはいけないやり方などを紹介していきます。
デコルテのスキンケア方法
- お肌を擦らないウォッシング
- 素肌を外気にさらさない保湿
- 日焼け止めや日傘による紫外線対策
お肌を擦らないウォッシング
入浴する時などデコルテを洗う時は、お肌を擦らないように優しく泡で包むように洗ってください。
擦ってしまうと角質が厚くなり硬化するだけでなく、傷などがつけばそこから雑菌が入り込み炎症することもあるからです。デコルテだけでなく全身優しく洗うようにするように意識してみてください。
素肌を外気にさらさない保湿
何もケアしていないお肌は外気に剥き出しで晒されています。クリームなどでしっかり保湿してあげることで外気やちょっとした摩擦であればお肌を守ることができます。
日焼け止めや日傘による紫外線対策
日焼け止めや日傘をしようして、デコルテを直射日光などの紫外線から守るようにしてください。
紫外線によるダメージで炎症が起きると、デコルテニキビだけでなくシミなどの原因にもなります。
ケミカルピーリングの施術で色素沈着によるシミが本当に消えるのか?をこちらの記事で詳しく解説しています。興味のある方はあわせてご覧下さい↓
ニキビケアを間違うと逆効果
ニキビケアをしているつもりが逆効果になっていることがあります。ニキビは皮脂が出る通り道を何らかの原因で塞いでしまうことによって起きることが多いとされています。
皮脂を取ろうと擦りすぎてお肌や毛穴が硬直して詰まってしまったり、クレンジングをしっかりしないことよって化粧品の成分が毛穴を塞いだりすると起きてしまいます。
スキンケア用の薬剤と化粧品は目的が違います。しっかりと、しかし優しくウォッシングして美しいデコルテを保つようにしていきましょう。
まとめ
ケミカルピーリンングのデコルテニキビへの効果について解説して来ました。
- ケミカルピーリングはデコルテニキビにも使用できる
- 顔のニキビとできる原因や流れは同じ
- 胸元の開いた服装や行事でドレスなどを着る人におすすめの施術
- 普段のスキンケアもしっかり行うと美デコルテを保てる
- 服装によっては目立つ部位なので信頼と実績のあるクリニックの施術を受ける
ケミカルピーリングでデコルテニキビのケアは顔のニキビと同様に行うことができます。
ニキビ跡がクレーター状や盛り上がっている場合は、他の施術方法との併用を行うこともあります。
胸元の開いた服装や何か大切な行事でのドレスなどでデコルテニキビはかなり目立ってしまいます。
早めにケアするほど、目立つ跡にならず綺麗になくすことができるので初期段階で対処していくことが美しいデコルテを維持するポイントです。
もしもケアが遅くなり、あまりにも深いクレーターや盛り上がったニキビ跡に対してはケミカルピーリングと並行してダーマペンやレーザートーニングなどの施術を受ける必要があります。
ケミカルピーリング以外にダーマペンやレーザートーニングといった幅広い施術を行なってくれるクリニックで受けると、どんなお肌の状態に対しても臨機応変の提案をしてくれるためおすすめです。
「品川美容外科」では、長年の事業継続に加えて症例ビフォーアフター写真など実績豊富です。
ケミカルピーリングはもちろん、ダーマペンやレーザートーニングなど様々な施術方法で治療計画を提案してくれます。
ぜひこの機会にニキビ跡やクレーターのない美しい理想のお肌を目指してみて下さい↓
(症例写真は公式サイト↓画面上部のメニュー「シミ・くすみ」から「ピーリング」をご覧ください。PCの場合は画面下部にあります。)