「セルライト」という言葉をご存じですか?
お肌にデコボコの凹凸が出来てしまった状態のことで、直接の害はないとされますが見た目の美しさを大きく損なう状態のことです。
生活習慣の乱れや運動不足など様々な要因によって出来やすくなってしまいます。
「セルライト」が出来る原因を知ることで日常的に発生を防ぐことが出来ます。
今回は美を損なう「セルライト」の原因を知って、いつでも美しくいられるように対策して行きましょう!
それでは早速見ていきましょう!
セルライトが出来る仕組みは?
「セルライト」は脂肪細胞と老廃物がくっついて凝り固まったもののことです。
肥満などの元となる脂肪細胞と、カラダに不要となった老廃物が排出されにくくなることで出来上がるとされています。
脂肪細胞と老廃物があれば「セルライト」が出来るため、やせ型の人でも出来てしまうことがあります。
お腹やお尻などのウエスト周りや二の腕、ふくらはぎなどに発生しやすい傾向があります。
さらに「セルライト」が出来る90%は女性ともいわれ、お肌に出来る凸凹はみかんの皮に似ていることから「オレンジピールスキン」などと呼ばれています。
お肌は「表皮」「真皮」「皮下組織(脂肪細胞)」は何層かの階層上になっています。
表皮 | 最も外側にある肌「表皮」で、身体の外から来る異物の侵入や、水分の蒸散を防ぐバリアとなって、殻の内側を守ってくれています。部分によっては厚さが約0.2ミリ程度とかなりの薄さです。 真皮 表皮の内部にある「真皮]は、組織のほとんどを占めています。皮下組織以外では、場所にもよりますが約2ミリほどの厚さがあります。 |
真皮 | 表皮の内部にある「真皮]は、組織のほとんどを占めています。皮下組織以外では、場所にもよりますが約2ミリほどの厚さがあります。 繊維状のタンパク質である「コラーゲン」そして、隙間を埋めるように「ヒアルロン酸」などの水分を含んだゼリー状の基質が満たしています。 さらに「エラスチン」と呼ばれる線維状のタンパク質と合わせて、肌に張りと潤いをもたらし、これらの線維や基質を作り出す細胞を、線維芽細胞(せんいがさいぼう)といいます。よく耳にする?血管やリンパ管、汗腺なども「真皮」の中にあります。 |
皮下組織 | 三層構造になっている一番奥、内側にある「皮下組織」は「表皮」や「真皮」を支える土台となっており、皮下組織の多くは女性の美を脅かす「皮下脂肪」で構成されており、「動・静脈」などの血管が走り。 お肌への栄養を届けるとともに、老廃物の除去を行っています。 |
生活習慣や運動不足などの原因によって血管やリンパ管の流れが滞ると、老廃物が血管やリンパ管にあふれ出てしまうとされています。
あふれ出た老廃物は脂肪細胞とくっつきやすくなってしまい肥大化して「セルライト」となってしまいます。
さらに「セルライト」が肥大化していくと「表皮」を押し上げ、お肌の表面にデコボコとしたクレーターを作り出してしまいます。
脂肪と聞くとあまり良いイメージはありませんが、カラダを動かす上で欠かせない車でいうガソリンのような役割や出産時にはお腹の周りを保護するなどの役割を果たしてくれています。
しかし、余分にあり過ぎると肥満や「セルライト」の原因となってしまうので注意が必要です。
普段から入浴後に「セルライトブラシ」などを使用してお肌のセルフケアすると、セルライトの凸凹を予防する事ができます。
「セルライトブラシ」やセルライト予防の入浴方法について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧下さい。↓
セルライトの3つの原因
お肌にデコボコを作り出す「セルライト」が出来てしまう原因は大きく分けて3つあるので紹介させていただきます。
- 老廃物が滞留している
- 日常的にカロリーオーバー
- 摂取カロリーに対して運動不足
老廃物が滞留している
「セルライト」の発生は、脂肪細胞があることと老廃物が滞留することが主な原因とされています。
そのため日常的に出来ることとして、老廃物が1ヵ所に留まり滞留することを防ぐことが「セルライト」の予防にかなり重要になってきます。
同じ姿勢が長時間続くと筋肉が硬直し、リンパ管や血管を圧迫され、デスクワークが多く座った状態が長ければ、下半身が圧迫されむくみが発生してしまいます。
さらに老廃物が、肩回りなどに溜まって来れば、ゴリゴリとした辛い肩こりも誘発されて来ます。
日常的にカロリーオーバー
「セルライト」は痩せていても太っていても出来ますが、取れた人、取れない人の違いとして日常的に「カロリーオーバー」しているかは大きな違いになっている傾向があります。
痩せていても脂肪細胞があれば「セルライト」が出来るんだから関係ないんじゃない?
そうでしょうか?
「カロリーオーバー」していればそのまま肥満につながるのは想像していただけるかと思います。
肥満することによってカラダの内部のリンパ管や血管は、痩せている人と比べると圧迫されリンパ液や血液の循環が滞留しやすいとされます。
滞留したリンパ管や血管は老廃物を排出できず増大した脂肪細胞へ結合していくとされ、やがて「セルライト」を発生させる遠因となって行きます。
「セルライト」が出来にくく取れた人は「カロリーオーバー」しておらず、反対に出来やすく取れない人は「カロリーオーバー」によって脂肪細胞が増大して老廃物の滞留が起きている傾向がみられます。
摂取カロリーに対して運動不足
「カロリーオーバー」と双璧をなすのが、運動不足です。
ちなみに、摂取したカロリーに応じて運動量を調節すればよいので、激しく運動する必要はありません。(もちろん摂取したカロリー量によります!)
肥満したカラダは全身の代謝や循環を悪化させてしまい、老廃物の滞留を引き起こし「セルライト」発生を促進する可能性があります。
「セルライト」が発生しにくいカラダの状態は、健康面からみても代謝や循環のサイクルが良好です!
運動を全くしていない方は少しで良いので、軽いウォーキングや散歩などでカラダを動かしてあげるとGoodです!
「セルライト」が出来にくく取れる人はカロリーに対して消費するのに十分な運動量を確保しています。
どうしても運動が苦手な方はマッサージなどでなるべく老廃物が滞留しないようにしてあげるのがおすすめです。
無理のない範囲で運動も取り入れて見てはいかがでしょうか?
1度付くと大変なことに!?
「セルライト」は一度つくと中々取れにくくなるとされています。
ただ太ってしまったのと違い「セルライト」は脂肪細胞に老廃物がくっついて絡み合った状態です。
発生初期は少し太っちゃったかな?程度で分かりにくく、お肉を掴んだりつまんだりするとなんとか凸凹が確認できる程度です。
しかし、そのままの状態で時間が経つと掴んだりつまんだりしなくても明らかに凸凹が目立つ状態になって来てしまいます。
ですが無理やり強い力でマッサージなどをすると、あざが出来たりお肌を傷つけてしまうのでセルフマッサージをする際は気を付けて行ってください。
プロによる「セルライト潰し」などのマッサージを受けるのもおすすめです。
諸説ありますが、カラダの脂肪細胞の数は10代などの若いうちに決まってしまうという話もあります。
通常太ってしまうということは、この脂肪細胞が大きく肥大化してしまった状態の事を言います。
脂肪細胞が大きくなることで体内の血管やリンパ管が圧し潰されてしまいます。
こうした状態は身体に不要となった老廃物や水分などが滞って溜まってしまう原因になるとされています。
そして、脂肪細胞と滞留した老廃物がくっつくことによって「セルライト」が発生して行きます。
「セルライト」は、この状態を放置するほど取れにくくなるとされています。
発生初期はまだ取れやすい「セルライト」ですが、放置することで皮膚と脂肪細胞をつないでいるコラーゲンなどの繊維状の網目の中に「セルライト」が混ざり合い絡み付くことでかなり頑固な状態になって行くとされています。
実際お肌の凸凹が中々取れなくて困っている方も多いのではないでしょうか?
お肌が凸凹する上に代謝も低下するため、お肌の美しさや滑らかさも失われてくるという悪循環になってしまう傾向があります。
「セルライト」が気になりだした頃には多くの方が自力では取りにくい状態になってしまっていることが多いです。
できるだけ早くセルライトを除去したい方は、専門知識を持ったプロの施術が受けられるサロンを紹介しているこちらの記事もあわせてご覧ください↓